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陸上_日本GP 布勢スプリント&日本GP デンカチャレンジ (2021.6.6)

布勢スプリント
★日本新記録誕生!!
山縣亮太選手 100m 9″95  (+2.0)

 おめでとうございます🎉

布勢スプリント。山縣選手がついに、ついに”日本記録保持者”になりました!!!
病気やケガのため、長きにわたり苦しい時期を送っていた姿を見てきただけに、私も現役時はケガで長いこと苦しみ、現在は病気の後遺症に苦しんでいるだけに、自分のことのように嬉しくて涙が止まりませんでした!!!
「おめでとうございます」という言葉よりも、「ありがとうございます」と申し上げた方が適切かと思います!!! 感動!!!

※出典:「サトウ食品日本グランプリシリーズ」Twitterより

★日本タイ記録誕生!!
青木益未選手 100mH 12″87  (+1.8)

 おめでとうございます🎉

女子100mHでは、青木選手が12”87で優勝。6.1 寺田選手の日本記録に並ぶ日本タイ記録をマーク!
アベレージは明らかに上がっていて、カテゴリーFの競技会とはいえ、今回の結果を反映してもパフォーマンススコアを1Ptしか伸ばせなかったことが証明しています。

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

このデンカチャレンジは、WAコンチネンタルツアーブロンズ=「カテゴリーC」(1位は60Pt加算)の大会なので、東京五輪の参加標準記録突破率が高くない種目では、スコアを稼ぐチャンスの大会です(布勢スプリントはカテゴリーE)。6.8 カテゴリー修正

それでは、パフォーマンススコアを伸ばしてワールドランクがアップした選手を中心にレビューしたいと思います。

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日本GP 布勢スプリント 2021.6.6

まず布勢スプリントの結果からみていきたいと思います。

<男子>

★GP 100m (+2.0)

🥇山縣選手(セイコー)9”95 NNR
🥈多田選手(住友電工)10″01=GR
🥉小池選手(住友電工)10″13

山縣選手が自身初の9秒台でこちらも自身初の日本記録ホルダーになりました!
東京五輪の参加標準記録を突破しましたので、日本選手権3位入賞以内であれば、代表内定となります。同じく2位の多田選手も桐生選手が初めて9秒台を出した福井のレースでマークしたPB10″07を、山縣選手が初めて9秒台を出したレースで10″01に更新して、10″05の東京五輪参加標準記録を突破しました!
これで100mの突破者は、サニブラウン A ハキーム選手、小池選手、桐生選手、山縣選手、多田選手の5名となりました。
日本選手権は記録は出ないかもしれませんが、ものすごいレースになりますね!

★GP 110mH (+1.8)

🥇金井選手(ミズノ)13″40
🥈石川選手(富士通)13″48
🥉高山選手(ゼンリン)13″48

追い風の好条件でしたが、金井選手が好記録で優勝しました。すでに標準記録を突破しているので、私の推測ですが今、日のレースでは練習の延長で気になる点をチェックするなど、ピーキングを考えた調整をしているのではないでしょうか。

<女子>

★GP 100mH (+1.8)

🥇青木選手(七十七銀行)12″87=NNR
🥈寺田選手(ジャパンクリエイトグループ)12″89
🥉鈴木選手(長谷川体育施設)13″01
④ 木村選手(エディオン)13″18

青木選手は、昨年”+2.1の追い風参考”でマークしていた12″87を、公認で出し直して日本タイ記録をマークも参加標準記録の12″84にはわずかに及ばず。パフォーマンススコアも「カテゴリーE」ということで、わずかに3Pt伸ばす(1213Pt)にとどまりました。

また、2位で12″89をマークした寺田選手は、スコアを4Pt伸ばして1217Ptとなり、暫定ランクで1ランクアップしました。
4位の木村選手は、スコア変わらず。

★暫定ワールドランク
・東京五輪:TN(ターゲットナンバー)「40」
・参加標準記録突破者(1カ国最大3名)「26」

・参加標準記録:12″84
・ワールドランクボーダーライン:1194Pt

寺田選手 1217Pt
青木選手 1213Pt
㉞木村選手 1209Pt

ご覧の通り、まだまだ五輪出場に関してはも安全圏にいるとは言えないので、何とか標準記録を突破しておきたいです。
(6.8 Ptー部修正)

★GP 100m (+1.6)

🥇御家瀬選手(住友電工)11″57
🥈名倉選手(NTN)11″59
🥉世古選手(CRANE)11″61

B決勝 100m (+1.6)
③福島選手(セイコー)11″78

追い風の好条件の下、2位の名倉選手がPB更新しました。
なお、日本記録保持者の福島選手は予選で11″82、B決勝で11″78とSBを連続して更新して、日本選手権の申込資格記録(11″84)を突破いたしました。

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日本GP デンカチャレンジ 2021.6.6

続いてデンカチャレンジの結果です。

<男子>

★GP 10000m

🥇田澤選手(駒大3)27’52″52
🥈ロキア チャールズ選手(富士通)28’21”34
🥉聞谷選手(トヨタ紡織)28’22″06

田澤選手(駒大3)の五輪参加標準記録突破のためのレース。開始時間を遅らせて、PMも揃えて、できることはすべてやったと思いますが、標準記録突破とはいきませんでした…。残念!

今後、レン・タザワ選手には、世界レベルでの活躍を期待していますので、次の目標へ向かって突き進んでください!!

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★GP 400m

🥇山木選手(RUDOLF)45″69
🥈ウォルシュ ジュリアン選手(富士通)45″80
🥉鈴木碧選手(東洋大2)45″94

復帰戦となったウォルシュ ジュリアン選手ですが、無難に45秒台でまとめて、五輪のマイルリレー決勝進出へ向けて、ひとまず不安を一掃してくれました。

★GP 800m

🥇源選手(環太平洋大4)1’46″50  日本歴代5位
🥈梅谷選手(サンベルクス)1’47″97
🥉川元選手(スズキ)1’48″18

PMをつとめたTWO LAPSの横田コーチがハイペースで引っ張ったレースは、後半抜け出した源選手がなんと46秒5!! 日本歴代5位の快走には正直ビックリしましたが、まだまだ伸びしろがありそうで、今後も楽しみです。

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★GP 1500m

🥇河村選手(トーエネック)3’40″63
🥈舟津選手(九電工)3’41”11
🥉田母神選手(阿見AC)3’41″36

1200mを2’55”あたりで通過して日本記録も狙えるペースでしたが、後半失速…。それでもトップを死守したあたりは強さを改めて証明しました。

★GP 400mH

🥇岸本選手(富士通)49″38
🥈山本選手(日大M1)49″94
🥉岩﨑選手(新潟アルビレックスRC)49″73

実力者の岸本選手が久しぶりに好タイムで走破! その後のインタビューでも手ごたえを掴んだ様子でしたので、普通に日本選手権で標準記録を突破して3位以内に飛び込んできそうな気がしました。木南記念でも49秒台で走っており、状態はここ数年で一番良いのではないでしょうか。

★GP 走幅跳

🥇橋岡選手(富士通)8m23 +1.3
🥈津波選手(大塚製薬)7m86 +0.1
🥉外川選手(ジャンプライズ)7m79 +0.4

橋岡選手が自身3rdベストの記録で優勝。1回目に8m19、2回目に8m23。前半3回までの試技で好記録をマークして、五輪へ向けて順調のようです。

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★GP やり投

🥇小椋選手(栃木スポ協)81m63  日本歴代8位
🥈小南選手(染めQ)79m57
🥉石坂選手(鳥取スポ協)78m13
④ ディーン 元気選手(ミズノ)77m80

小椋選手が初の80m突破で優勝。スコアを13Pt伸ばして1157Ptとなり、暫定ランクでは次点33位にランクアップ。いよいよ五輪出場ラインが目の前に見えてきました!

小南選手は今日の成績で1Pt伸ばして1187Pt、4位ディーン選手は変わらず1144Pt、今日も出場していない新井選手は1150Ptのままで、ワールドランクでの出場はだんだん厳しくなってきました。

★暫定ワールドランク
・東京五輪:TN(ターゲットナンバー)「32」
・参加標準記録突破者(1カ国最大3名)「21」

・参加標準記録:85m00
・ワールドランクボーダーライン:1159Pt

㉘小南選手 1187Pt
㉝小椋選手 1157Pt
㊱新井選手 1150Pt
– ディーン 元気選手1144Pt

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★GP 200m (-0.3)

🥇橋元選手(富士通)20″81
🥈藤光選手(ニューネックス)20″92
🥉小林選手(NTN)21″20

★GP 三段跳

🥇黒木選手(東海AC)15m83 +0.4

★GP 走髙跳

🥇衛藤選手(味の素AGF)2m24

★GP 円盤投

🥇堤選手(ALSOK群馬)60m62

 

<女子>

★GP 1500m

🥇田中選手(豊田自動織機TC)4’09″06
🥈マーガレット アキドル選手(コモディイイダ)4’12”88
🥉後藤選手(豊田自動織機TC)4’13″64
④ 卜部選手(積水化学)4’14″47

またも強烈なロングスパートを見せた田中選手は、4分10秒切りで優勝して、スコアを7Pt伸ばして1195Ptとなり、暫定ランク(TN=45のボーダーライン1165Pt)で37位→36位へランクアップ。卜部選手は4位で4Pt伸ばしたもののボーダーラインの2ランク下です。

★暫定ワールドランク
・東京五輪:TN(ターゲットナンバー)「45」
・参加標準記録突破者(1カ国最大3名)「26」

・参加標準記録:4’04″20
・ワールドランクボーダーライン:1165Pt

㊱田中選手 1195Pt
㊼卜部選手 1161Pt

★GP やり投

🥇上田選手(福岡大4)61m75 日本歴代6位
🥈山下選手(九共大)57m60
🥉宮下選手(Y-TORE)54m72

木南記念では初の60mスローを見せた上田選手がさらに記録を伸ばしてきました!

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★GP 200m (+0.6)

🥇兒玉選手(福岡大4)23″71
🥈細谷選手(阿見AC)23″93
🥉大石選手(セレスポ)24”23

★GP 400m

🥇青山選手(大阪成蹊AC)53″57
🥈小林選手(J.VIC)53″81
🥉久保山選手(今村病院)53″94

★GP 800m

🥇北村選手(エディオン)2’04″40
🥈川田選手(東大阪大4)2’04″86
🥉広田選手(新潟アルビレックスRC)2’04″95

★GP 400mH

🥇宇都宮選手(長谷川体育施設)57″03
🥈伊藤選手(セレスポ)57″93
🥉横田選手(籠谷)58″37

★GP 10000m

🥇兼重選手(GRlab)32’46″83

★GP 走高跳

🥇徳本選手(友睦物流)1m76

・Denkaチャレンジ 4×400mR

🥇日本選抜(青山,松本,小林,岩田)3’30″45  日本歴代3位
 (敬称略)

東京五輪TN=16中、18位の記録で出場圏にあと一歩届きませんでした。次のチャンスは作ってくれるのでしょうか?
有効期限の6.29時点で16位以内であれば、出場権獲得となりますが…

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより


以上です。

先週から今週にかけて記録ラッシュに沸きましたが、特に山縣選手の日本新記録には泣かされました。。。
世界でも快記録に沸いているようですので、選手の皆さんの頑張りを精一杯応援していきましょう!!