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陸上_READY STEADY TOKYO – 陸上競技 (2021.5.9)

コロナ禍で東京、大阪など4都府県に緊急事態宣言が発出されている状況の中、無観客及び選手・関係者の皆さんには徹底した感染症対策を施して、当初の予定通り、東京五輪のテストイベント「READY STEADY TOKYO-陸上競技」が”新”国立競技場で開催されました。
海外からは、アテネ五輪🥇のガトリン選手(アメリカ)、バルシム選手(カタール)らが出場。「カテゴリーA」の競技会だけあって、ワールドランクの上昇を狙う選手たちの「記録と順位」を懸けた激闘が繰り広げられました。

※出典:「日本陸上競技連盟」Twitterより

 

それでは、イブニングセッションの「WORLD ATHLETICS CONTINENTAL TOUR ~GOLD~」からレポートいたします。

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WORLD ATHLETICS CONTINENTAL TOUR ~GOLD ~

順不同でまいります。

<男子>

★3000mSC

🥇三浦選手(順大2)8’17″46 PB日本新記録 参加標準記録突破 🎉
🥈キプラガット フィレモン選手(愛三工業)8’21″10
🥉山口選手(愛三工業)8’22″39 PB 日本歴代5位
④ 阪口選手(SGH)8’23″93 PB 日本歴代6位
⑤ 青木選手(Honda)8’26″30
⑥ 塩尻選手(富士通)8’32″51

序盤から三浦選手が先頭に出てレースを進める。中盤は塩尻選手と三浦選手が交互に先頭に出て引っ張る。2000Mを過ぎて三浦選手とキプラガット選手がペースを上げる。ラスト1周三浦選手がスピードを上げて引き離しにかかる。完全に切り替えて記録を狙う!スピードは落ちない!最後の水濠を越えてラストスパート!
8分14、15、16、17!!!!! 8’17″46!?

日本新記録!! おめでとうございます!

インタビューでの落ち着きは相当な自信があったのでしょう…
今年2月の日本選手権クロカンで優勝したレース。昨年と比較して、トレーニングの成果で体幹がものすごくしっかりした素晴らしい走りだったことを思い出しました。練習に裏付けされた自信があったから、序盤から果敢に先頭を引っ張って、そのまま押し切れたのだと思いました。素晴らしいレースをありがとうございました!

1000m 2’47″(三浦選手)、2000m 5’37″(三浦選手)

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★5000m

🥇市田孝選手(旭化成)13’27”73 PB
🥈クレオファス カンディエ メヤ選手(三菱重工)13’29″33
🥉相澤選手(旭化成)13’29″47 PB
④ 服部弾選手(トーエネック)13’29″65 PB
⑤ 茂木選手(旭化成)13’31″08 PB
⑥ ビダン カロキ選手(トヨタ自動車)13’31″47

五輪参加標準記録のペースからは遅れてレースが進みました。ラスト1周で市田孝選手が猛スパート。そのまま逃げ切って13’30”切りのPB更新! 昨年の日本選手権以来のレースとなった10000m代表内定の相澤選手、服部弾選手、茂木選手もPB更新!

※出典「日本陸上競技連盟」Twitterより

★400mH

🥇黒川選手(法政大2)48″68 PB 参加標準記録突破
🥈山内選手(早大4)48″84 PB 参加標準記録突破
🥉豊田選手(富士通)48”87 PB 参加標準記録突破
④ 安部選手(ヤマダホールディングス)49″45

この種目、一気に3名が初めて五輪参加標準記録を突破しました! すでに標準記録を突破している安部選手は4着。日本選手権では五輪代表3枠を争う大激戦となりそうです!
1990年代の“400mH黄金時代”を思い出された方も多いのではないでしょうか?

出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★100m

🥇ガトリン選手(アメリカ)10″24 +0.0
🥈多田選手(住友電工)10″26 +0.0
🥉小池選手(住友電工)10″28 +0.0

多田選手が抜群のスタートから先頭に立ちましたが、終盤ガトリン選手がかわして貫録のフィニッシュ。
なお、桐生選手(日本生命)は予選でまさかのフライング失格!?

★走幅跳

🥇橋岡選手(富士通)8m07 +1.8
🥈外川選手(ジャンプライズAC)7m82 +1.4
🥉城山選手(ゼンリン)7m79 +0.7

橋岡選手が大舞台で最も大事な1回目に8mジャンプ! その後風向きが変わるなど、コンディションが難しくなりましたが、そのまま逃げ切って優勝。

★110mH

🥇金井選手(ミズノ)13”38 -0.8 
🥈泉谷選手(順大4)13″43 -0.8
🥉高山選手(ゼンリン)13″45 -0.8

先日の織田記念で日本記録を更新して参加標準記録を突破した金井選手が、向い風の中、13″38で優勝。泉谷選手、高山選手と続きました。

★200m

🥇飯塚選手(ミズノ)20″48 +1.4
🥈松本選手(早大4)20″57 +1.4 PB
🥉東田選手(栃木県スポーツ協会)20″60 +1.4

絶好の風が吹いていましたが参加標準には…。次回に期待です!

★400m

🥇佐藤選手(富士通)45″61
🥈伊東選手(三菱マテリアル)46″15
🥉川端選手(創徳中教)46″25

先日の世界リレー🥈メダリストが上位を占めました!

★走高跳

🥇戸邉選手(JAL)2m30
🥇ムタス エッサ バルシム(カタール)2m30
🥉衛藤選手(味の素AGF)2m30

3選手が2m33のバーに挑む、レベルの高い試合になりましたが、この高さをクリアする選手はおらず、優勝争いは2m30を1回目でクリアした戸邉選手とバルシム選手のジャンプオフにもつれ込みました。2m33、2m31、2m29とバーが下げられましたが、クリアすることができず決着がつかなかったため、両選手の優勝となりました。

★棒高跳

🥇山本選手(トヨタ自動車)5m55
🥈竹川選手(丸元産業)5m45
🥉江島選手(富士通)5m45

5m55をただ一人1回目でクリアして優勝を決めた山本選手は、バーの高さを5m65に上げましたがクリアならず、5m55の記録で優勝。

★やり投

🥇小南選手(染めQ)80m98
🥈小椋選手(栃木県スポーツ協会)78m20
🥉士峰 黄選手(チャイニーズタイペイ)77m35

先日の織田記念で82m52をマークした小南選手が、ただ一人80mスローで優勝。新井選手は欠場。

<女子>

★100mH

🥇寺田選手(ジャパンクリエイト)12″99 -0.8
🥈青木選手(七十七銀行)13″06 -0.8
🥉木村選手(エディオン)13″22 -0.8

先日の織田記念で日本新記録を樹立した寺田選手ですが、向い風0.8mの中、12秒台をマークしました! この記録は相当凄い記録だと思います。寺田選手、青木選手の五輪参加標準記録12″84の突破に期待です!

★3000mSC

🥇ジョアン チェプケモイ選手(九電工)9’39″29
🥈山中選手(愛媛銀行)9’46″72 PB  日本歴代4位
🥉吉村選手(大東大3)9’52″43

ジョアン選手が序盤から独走となりましたが、後半山中選手がその差を徐々に詰めて日本歴代4位の9’46”72でフィニッシュ! 

★走幅跳

🥇秦選手(シバタ工業)6m48 +0.6
🥈中野選手(和食山口)6m29 +0.3
🥉高良選手(筑波大3)6m24 -0.1

今シーズン好調の秦選手は今日も6m48をマークして優勝。セカンド記録も6m31(+0.0)と安定しており、競技会に出場するたびにワールドランキングを上げてきています。

★1500m

🥇田中選手(豊田自動織機TC)4’09″10
🥈卜部選手(積水化学)4’12″38
🥉後藤選手(豊田自動織機TC)4’13″44

田中選手は、昨年8月の国立競技場(セイコーグランプリ)でこの種目で日本記録を樹立。今日もラスト1周の猛スパートで差を広げて優勝。

★5000m

🥇ムッソーニ テレシア選手(ダイソー)15’10″91
🥈ジュディ ジェプングティチ選手(資生堂)15’11″52
🥉萩谷選手(エディオン)15’11″84

最初の1000mが3’13″の超スローペースで始まったレースは新谷選手(積水化学)が先頭を引っ張ってペースを上げる場面もありましたが、15分台前半のペースでレースが進みました。ラスト1周でまだ参加標準記録を突破していない萩谷選手がスパートしましたが、記録には届きませんでした。廣中選手4着、新谷選手5着。

★やり投

🥇上田選手(福岡大4)58m93 PB
🥈斉藤選手(スズキ)58m68
🥉佐藤選手(ニコニコのり)57m94

先日の織田記念で61m01をマークした佐藤選手を上田選手、斉藤選手が上回りました。

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オペレーション種目

<男子>

★800m
🥇川元選手(スズキ)1’49”02
🥈梅谷選手(サンベルクス)1’49″42
🥉松本純選手(法政大3)1’49″48

★1500m
🥇館澤選手(DeNA)3’42”88
🥈森谷選手(Santen)3’44″55
🥉溝口選手(東海大2)3’45″16 PB

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより

★三段跳
🥇山下祐選手(Break Parking)15.66 +0.4

★砲丸投
🥇森下選手(第一学院高教)17m66

★ハンマー投
🥇柏村選手(ヤマダホールディングス)71.22

<女子>

★100m +0.4 
🥇高橋選手(アスレティックスジャパン)11″76 

★200m +0.3
🥇細谷選手(阿見AC)23″88 PB

★400m
🥇小林選手(J.VIC)53″55 PB

★800m
🥇広田選手(新潟アルビレックスRC)2’04”95

★400mH
🥇宇都宮選手(長谷川体育施設)56”50 PB  日本歴代6位タイ

★4×100mR
🥇日本体育大 44”65  日本学生歴代2位相当(大学別)

★4×400mR
🥇日本体育大 3’44”01

★棒高跳
🥇那須選手(籠谷)4m15

★三段跳
🥇森本選手(内田建設AC)13m11 -0.1

★砲丸投
🥇大野選手(埼玉大3)15m84

★円盤投
🥇辻川選手(内田洋行AC)51m65

モーニングセッション全体を通じて言えることは、昨年8月23日に同じく国立競技場で開催されたセイコーグランプリ陸上では、女子1500mで田中希実選手が日本新記録を樹立するなど、好記録が多数誕生した実績通り、「記録が狙える!」
そんな雰囲気の中でイブニングセッションをむかえました。

結果は上記の通り!! 出ました!!

※出典:「月刊陸上競技/月陸Online」Twitterより


<5.9 21:20 投稿>