本日(4/22)未明、ワールドアスレティックスより最新の世界ランキング(4/20現在)が発表されました。(競技終了後に結果を申請して間に合えば、先週末の競技結果でも反映されます)
今回は4/10に開催された金栗記念の結果が反映されました。
1500mから見ていきたいと思います。
ワールドランキング 2021.4.20
金栗記念中長距離選抜陸上
<男子> ★1500m
🥇河村選手(トーエネック)3’38″83 PB
🥈森田選手(小森コーポレーション)3’39″37 PB
🥉飯澤選手(東海大3)3’40″28
ともにPB更新した河村選手(3’38″83)、森田選手(3’39″37)は3’40″切りの好記録をマークして、必要パフォーマンス数の5レースに到達して初ランクイン。また、飯澤選手は3’40″28をマーク。パフォーマンススコア(以下スコア)を13Pt(1108→1121)伸ばして、順位は先週から7ランクアップとなりました。なお、昨年の日本チャンピオンの舘澤選手(DeNA)も出場。今回のレースで必要パフォーマンス数に達し、初のランクイン。
種目 | 順位 | 選手名 | スコア | 日本人順位 |
1500m | 61 | 荒井選手 | 1142 | 1 |
81 | 飯澤選手 | 1121 | 2 | |
121 | 河村選手 | 1078 | 3 | |
128 | 森田選手 | 1072 | 4 | |
130 | 戸田選手 | 1071 | 5 | |
160 | 舘澤選手 | 1049 | 6 |
※赤文字はランクアップした選手、緑文字は初ランクイン
※舘澤選手が優勝した昨年の日本選手権が開催された10月はランキング対象外期間のため反映されておりません
★5000m
🥇塩尻選手(富士通)13’22″80 PB
★10000m
🥉野中選手(大阪ガス)28’00″64
⑤ 大池選手(トヨタ紡織)28’10″29
同じく金栗記念の5000mで13’22”80の好記録(PB更新)をマークした塩尻選手ですが、まだ5000mの必要パフォーマンス数(3レース)に到達していないため、現時点ではランク外です。一方、10000mの必要パフォーマンス数(2レース・10000mを最低1レース+10000mまたは5000m)は以前から満たしており、今回スコアを14PT(1113→1127)伸ばして、順位は先週から30ランクアップとなりました。
その10000mでは、大池選手はスコアを8Pt(1120→1128)伸ばして、順位は18ランクアップ。野中選手はさらに大きくスコアを伸ばして40Pt(1085→1125)上昇。順位も109ランクの大幅アップとなりました。
種目 | 順位 | 選手名 | スコア | 日本人順位 |
10000m | 27 | 田村和選手 | 1198 | 1 |
: | : | : | : | |
114 | 大池選手 | 1128 | 13 | |
120 | 塩尻選手 | 1127 | 15 | |
126 | 野中選手 | 1125 | 17 |
※赤文字はランクアップした選手、緑文字は初ランクイン
<女子> ★10000m
🥇廣中選手(JP日本郵政グループ)31’30″03 (初レース)
🥈安藤選手(ワコール)31’46″80
🥉藪下選手(豊田自動織機)32’28″60
こちらは廣中選手が初10000m出走で好タイムをマークしてスコアは1186Pt。必要パフォーマンスの2つ目は、昨年12月の日本選手権2位だった5000mの1163Pt。平均(スコアを足して必要数2で割る)すると1174Ptとなって42位に初のランクインとなりました。
また、安藤選手はスコアを13Pt(1159→1172)伸ばして、順位は16ランクアップの44位になりました。藪下選手は28Pt(1083→1111)伸ばして、順位も大きく90ランクアップしました。
種目 | 順位 | 選手名 | スコア | 日本人順位 |
女子10000m | 8 | 新谷選手 | 1275 | 1 |
: | : | : | : | |
5 | 廣中選手 | 1174 | 7 | |
44 | 安藤選手 | 1172 | 8 | |
143 | 藪下選手 | 1111 | 32 |
※赤文字はランクアップした選手、緑文字は初ランクイン
<参考>
出典:日本陸連「IAAFワールドランキング概要」より
最後までありがとうございました。