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陸上_シレジア2021世界リレー (2021.5.1-2)

今年の東京五輪、来年のオレゴン世界選手権の選考会を兼ねた世界リレーが、ポーランドのシレジアで開催されました。
本日、日本時間5.3未明(現地時間の5.2)、気温7°Cの寒さの中で各種目の決勝が行われました。

祝.東京五輪、オレゴン世界選手権出場権獲得!!
🎉男子4×400mリレー
🎉女子4×100mリレー

祝.オレゴン世界選手権出場権獲得!!
🎉混合4×400mリレー
🎉男子4×100mリレー
※男子4×100mリレーは、2019年ドーハ世界選手権で東京五輪出場権獲得済み

今大会にはアメリカなど強豪国の一部は参加していませんでしたが…
男子4×100mリレーは先着したチームの失格もありましたが、銅メダルを獲得!
女子4×100mリレーは、初の”世界大会決勝”で4位入賞
男子4×400mリレーは、初の”世界大会表彰台”の銀メダルを獲得!

<各種目の結果>
★男子4×100mリレー
🥇南アフリカ 38”71
🥈イタリア 39”21
🥉日本 39”42
 (坂井、鈴木涼、宮本、栁田)

予選2組
③日本 38”98 = 決勝進出
 (坂井、鈴木涼、宮本、栁田)

決勝をスタートした時点で、この種目上位8カ国に与えられることになっていた2022オレゴン世界選手権の出場権を獲得!

★男子4×400mリレー
🥇オランダ 3’03″45
🥈日本 3’04″45
 (伊東、川端、佐藤、鈴木碧)

🥉ボツワナ 3’04″77

3走の佐藤選手(富士通)が順位を上げて先頭争いをしながらアンカー鈴木碧選手(東洋大2)へ。昨日の混合4×400mリレーでもアンカーを務めた鈴木選手は4番手でラスト100mへ。ここからギアチェンジして二人交わし2着でフィニッシュ。この種目、世界大会で「あと0″09」まで迫っていた、悲願の初メダルを獲得しました🎉

予選1組
①日本 3’03”31 = 決勝進出
 (伊東、佐藤、樋口、川端)

決勝をスタートした時点で、この種目上位8カ国に与えられることになっていた東京五輪及び2022オレゴン世界選手権の出場権を獲得!

★女子4×100mリレー
🥇イタリア 43”79
🥈ポーランド 44”10
🥉オランダ 44”10
④ 日本 44”40
 (青山華、兒玉、齋藤、鶴田)

予選1組
②日本 44”17 = 決勝進出
 (青山華、兒玉、齋藤、鶴田)

決勝をスタートした時点で、この種目上位8カ国に与えられることになっていた東京五輪及び2022オレゴン世界選手権の出場権を獲得!

★女子4×400mリレー
🥇キューバ 3’28”41
🥈ポーランド 3’28″81
🥉イタリア 3’29″27

予選3組
④日本 3’35”26 = 予選敗退
 (小林、松本、川田、新宅)

★混合4×400mリレー
🥇ポーランド 3’16”60
🥈ブラジル 3’17″54
🥉ドミニカ 3’17″58

予選2組
⑤日本 3’18”76 NNR = 予選敗退
 (池田、松本、小林、鈴木碧)

全体10番目のタイム。この種目上位12カ国に与えられることになっていた2022オレゴン世界選手権の出場権を獲得!

※敬称略

なお、女子4×400mリレーと混合4×400mリレーの東京五輪出場国は、ランキング有効期間2021.6.29までのWAワールドランキング確定後に最終決定されます。

今回、2種目で東京五輪、4種目でオレゴン世界選手権の出場権を獲得し、男子リレーでメダル2個(4×400mリレーは世界大会初の表彰台)、女子4×100mリレーでは初の世界大会決勝進出で4位入賞、と歴史を塗り替える結果となりました。ただ、冒頭にも申し上げた通り、アメリカ、ジャマイカ、トリニダードトバゴなど強豪国の一部が出場していませんでした。

日本の男子4×400mリレーは、今回欠場のウォルシュ ジュリアン選手なども控えており、さらなる戦力アップも見込めますが、銀メダルを獲得した選手へのインタビュー終了後、解説の金丸さんは「地に足着いた選手たちは、銀メダルに浮かれることなく意識の高さが垣間見れた。東京五輪で勝負するんだ、という発言をしていたので期待したい」、朝原さんは「五輪には自信を持って臨むべきだが、世界リレーと五輪は違う。強豪チームがベストメンバーを組んできたらメチャクチャ強い! そこと戦うなら前半から攻めて、前へ前へ…」と、テレビ的には祝福で盛り上げたいところだったかもしれませんが、気を引き締めるコメントを出されていたのが印象的でした。

以上です。